現在では死後に戒名をつけることが、通例となっています。仏さまの教え に従いますと、お誓いしたしるしを死後の旅立ちに際していただくには、本来そのお誓い に見合うだけの行を実践していただきたいと思うのです。しかし、ほとんどの方は、お金 でかたをつけようとなさいます。それよりも、月に二回くらいお時間を作っていただいて、 お寺にぜひ来ていただきたいと思います。ときにはお経をご一緒に読むとか、お寺のお掃 除をするとか、お念仏をお唱えするとか、坐禅をするとか、お寺で行じていただくことが たくさんあります。私どもの誓いが本当に身につくようになるための作業です。 本当は毎日来ていただきたいところですが、現代生活ではそうもいきませんので、せめ て月に二回くらいは、お寺で一日ゆっくり行じていただきたいものだと思います。もし月 に二回お寺に来ていただいてお掃除をしてくださるとすると、一年で二十四回、十年では 二百四十回、三十年では七百二十回、お寺で行じていただくことになります。このくらい 行じていただけば、本当に戒を受け、お誓いしたことになるでしょう。これが戒名の本当 の意味ですから、戒名料などというものは本来はないわけです。 現在はこれをお金に換算なさる方がほとんどです。 「ではおいくらになるのですか?」

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